大城 1967(昭和42)年、父であり会長の大城新正が個人事業として印刷業に着手しました。その後、法人組織に改組するとともに、1980(昭和55)年には沖縄県内初の本格的カラー印刷や近代フォトスタジオを設置し、広告媒体部門に進出。オンデマンド印刷や電子書籍サイトのオープンなど、お客さまのご要望に対し、あらゆるメディアでトータルサポートするKINBI ワークフローを構築し、テレビや新聞、ラジオなどの媒体で情報発信を行なっています。東京オフィスや福岡にも九州営業所を構え、現在180 人のスタッフが勤めています。
福永 今や情報発信をするメディアは企業成長には欠かせないものであり、さまざまなメディアやイベントなどをミックスさせた効果的な情報発信が、より求められるようになりました。時流を先取りして、いち早くメディアミックス事業に取り組まれたのですね。ところで、大城社長が社長業を引き継がれて何年目になられるのですか。
大城 2013 年からで、4年目になります。将来的に会社の経営を見据えた上で経理実務を修得することは不可欠なことと考え、大学卒業後、税理士事務所に就職しました。その後、今から16 年前に父の会社の経理・総務部に入社しましたが、運営全般のことを学ぶために営業部にも3、4 年勤めました。10 年前に取締役に就任し、まだまだ間接的ではありますが会社経営というものに携わりました。
第103回
Wプロフェッショナルズ「求められる人材を探る」
第103回 ㈱近代美術 代表取締役 大城 恵美 氏 × ㈱フェイス 代表取締役 福永 有利子 氏
【月刊HOTERES 2017年12月号】
2017年12月15日(金)