2020 年までに3000 室体制へ
さらに、さまざまな取り組みで業務効率化も図っていると髙木支配人は話す。
「チェックイン時のレジストレーションカードをなくし、フロントではタブレット端末にタッチペンで入力してもらう方法を採用しています。また、パスポートも画像として記録。この画像データは予約と紐付けて顧客管理に活用します。こうした取り組みでチェックインの時間短縮が図れます。さらに地下1 階の空港送迎バスの待合室に自動チェックアウト機を設置しており、ルームキーを投函することでチェックアウトできるようにしました。自動チェックアアウトするとバックヤードのルームインジケーションがアウトに変わり、すぐに清掃に取りかかれるのでクリーニングの効率化にもつながっています」。
こうした取り組みによってホテルのオペレーションは、正社員わずか17人で行なうことが可能に。初年度ADRは1 万円超、客室稼働率90%を目指すという。なお、売り上げ構成比はOTA60%、リアルエージェント15%、法人15%、その他10%を想定する。
京急沿線という優位性と顧客目線のサービスで着実に成長を遂げてきた京急 EXインは今年で創業10 周年を迎える。今後の展望について宮地氏は、「京急 EXインが、計画発表しているものとして2019 年に「京急 EXイン浜松町・大門駅前(仮称)」の開業を予定するなど、2020 年までに3000 室体制を目指しています。
更に今後も羽田空港につながる京急沿線や乗り入れ線を中心にホテルを展開し、国内のビジネスパーソンから訪日外国人まで、さまざまなお客様に高品質なサービスを提供していく所存です」と襟を正す。