左より、SH Hotels&ResortsのCEOラウル・レアル氏、森トラストの代表取締役社長 伊達美和子氏
森トラスト(東京都港区、伊達美和子 代表取締役社長)は、2025年秋に開業する「東京ワールドゲート赤坂」最上部(38~43階)に、ホテル「1 Hotel Tokyo」とレジデンス(名称未発表)を有することを11月18日会見で明らかにした。誘致したホテルブランド「1 Hotels(ワンホテルズ)」は、SH Hotels&Resorts(米、ラウル・レアルCEO)が展開。同ブランドは、サステナビリティを重視したラグジュアリーライフスタイルホテルとして1 Hotels、バカラ・ホテル(Baccarat Hotels)、Treehouse Hotelsなど約30施設を4大陸、13カ国・地域で展開しており、本件は日本初進出。MCでの展開となる。
森トラストは、2005年コンラッド東京、09年シャングリ・ラ東京、20年東京エディション虎ノ門、23年東京エディション銀座と、2000年代より都内では“足りない”とされていた富裕層向けのホテルを展開。伊達美和子社長は「日本の観光立国における戦略として①ターゲット戦略、②唯一無二の商品開発、③世界の潮流を重視。特に世界の旅行の潮流として、サステナブルな旅行への関心の高まりを受け、東京ワールドゲート赤坂では、ホスピタリティ/サステナビリティ/ラグジュアリーをテーマとして掲げている」。これらに合致しているのが「1HOTEL」と誘致の理由を述べた。
SH Hotels&ResortsのCEOラウル・レアル氏は、「1 Hotels」の徹底したサステナビリティへの取り組みについて紹介。「自然を愛するデザインとウェルネス、そして自然から着想を得た地域社会に配慮した体験に重点を置くことで、静寂をもたらし、東京の賑やかな都市環境の中心にオアシスを創り出します」。環境に敬意を払い、より良い環境を育むサンクチュアリを生み出すために、省エネ・節水システムから再生材料の使用に至るまで、ホテルのあらゆる部分に体現さている。例えば、木材や持続可能な素材の採用として、客室にはワインボトルをアップサイクルしたコップ、客室の飲料水としてウォーターサーバーを内蔵、シャワールームには“節水を促進する”砂時計を埋め込むなど」、さまざまな環境への配慮がスタイリッシュに施されている。また同社は、「Wホテル」の生みの親でもあるバリー・スターンリッヒが創業。今後、別ブランドでの日本進出も視野に入れている。
ラウル・レアルCEOは「東京、日本ならではの魅力とブランドコンセプト“自然との調和”を掛け合わせ、日本古来の大谷石や植物から作られたアートを採用するなど、単なる宿泊施設の創造ではなく、ホスピタリティとサステナビリティはパートナーになれると信じ邁進している」と強調した。
「SH Hotels & Resorts」について https://www.shhotelsandresorts.com/
「1 Hotels」を運営しているSH Hotels & Resortsは、スターウッド・キャピタル・グループの関連会社。マーケティング、デザイン、運営、技術面での専門知識を生かし、世界中で革新的なホテルを運営。いずれも持続可能なホテルブランドで、「1 Hotels」の他、ラグジュアリーホテル「Baccarat Hotels & Resorts」や「Treehouse Hotels」などがある。
地上43階、地下3階建て「東京ワールドゲート赤坂」イメージ
【施設概要]
1 Hotel Tokyo
所在地:東京都港区赤坂2⁻17⁻22
階数:赤坂トラストタワー 38~43 階
客室数:211室
付帯施設:レストラン、カフェ、フィットネス、スパ、プール、ミーティングルーム
開業時期:2025年秋