2017年4月1日、ザ・キャピトルホテル 東急の総支配人に就任した末吉 孝弘氏は、就任後初のゼネラルスタッフミーティングにおいて開口一番「日本一のホテルになる」と語った。㈱東急ホテルズのみならず、東急グループのフラッグシップとしての役割を担う同ホテルのポテンシャルを最大限に引き出し、日本を代表する存在にまでその価値を高めていくこと。それは長年にわたりホテル業界で活躍してきた末吉氏が、自らのホテルマン人生を賭けた大仕事でもある。「日本一のホテル」に向かって歩み始めた新総支配人に、胸に抱いた真剣な思いを聞いた。
㈱東急ホテルズ 取締役 執行役員 ザ・キャピトルホテル 東急 総支配人 末吉 孝弘 氏
アソシエイツの熱いレスポンスに
ホテルのポテンシャルを再確認した
――東急ホテルズのフラッグシップに位置付けられるザ・キャピトルホテル 東急の総支配人として、どのような使命を果たしていきますか。
ザ・キャピトルホテル 東急の名前で開業から7年がたつこのホテルは、東急ホテルズとしてはもちろん、東急グループ全体のフラッグシップホテルでもあります。つまり、東急グループ221社8法人のブランド価値の向上にも貢献するという使命を担っているのです。
ザ・キャピトルホテル 東急のブランドブックには「不易流行」というブランドビジョンのもと「日本を象徴する最高峰のホテルブランドとして、世界中から訪れるお客さまに最上の和らぎを提供するホテルになる」と記されています。1963年にヒルトンホテル東京として営業を開始して以来、54年にわたり脈々と受け継がれるおもてなしのDNAが流れるホテルのポテンシャルをしっかりと引き出して、名実ともに日本を代表するホテルにすることが、私に課せられたミッションだと思っています。