客室やウエディング・ミーティング施設などの大規模改装中のヒルトン東京ベイ。7 月にはロビー階にヒルトンのアジア地区で初となるカジュアルなテイクアウトデリ「フレッシュ・コネクション」をオープン。リーズナブルで、ゲストに気軽に幅広く利用できるサービスとして期待がかかる。4 月20 日に就任したニール・マッキネス総支配人に、現状と今後の展開について聞いた。
ヒルトン東京ベイ 総支配人 ニール・マッキネス 氏
スタッフとの対話が仕事をする上で欠かせない
❒ ヒルトン東京ベイの総支配人に着任してから4 カ月が経ちました。最初に取り組んだことはどんなことですか。
まずはヒルトン東京ベイの総支配人に着任できたことをうれしく思っています。最初に取り組んだことは、当ホテルのマネジメント層を集め、個別面談で私がどんな人間か伝えました。私の考えを実行に移すにしても、私のことを理解していただかないと難しいからです。コミュニケーションは大切ですからね。マネジメント層には、当ホテルに期待すること、チームごとの目標、そして彼らが描くキャリアについて聞きました。
それからは、ホテルのクライアントや舞浜エリアの総支配人にあいさつに行きました。お会いした方々が当ホテルのことをどう見ているのか、また競合ホテルの情報を直接知る必要があるからです。
❒ 事前に、コミュニケーションを重視する総支配人とお聞きしたとおりですね。では、自身の強みを挙げるとすれば。
忍耐力だと思います。20 年間、さまざまな国のホテルで働いてきましたからね(笑)。総支配人は、さまざまな役割、仕事を効率よく整理しながらまとめていかなければなりません。このことを、私は「オーガニゼーション」と言っています。ホテルで働くことは多くの方々と仕事をするということ。ときには、うまくいかないときもありますからね。
❒ イメージする総支配人像は。
総支配人は強いリーダーでなければなりません。スタッフが迷わないように明確な指示を出し、手本を見せる必要があるからです。私はフロント出身だったということもあり、「顧客志向」と「ピープルスキルとしてのコミュニケーション能力」を養ってきました。総支配人として、この二つは外せない能力だと思います。