羽田からバンクーバーまで8 時間。飛行機の中で新しい発見をした。座席のテレビ。飛行状況を示す画面に、これまでに見られなかった風速が表示されていた。確かANA の737 と思ったが、新しいソフトが追加されていたのだろう。追い風の速度が表示されており、なんと時速300㎞。新幹線より早い。その風に乗って一路バンクーバーへ。飛行機の速度は700㎞。合わせて時速1000㎞。これで8時間ということは東京・バンクーバーは8000㎞離れているということか。地図上での実測直線の距離は7560㎞。そう間違ってはいない。
この風とはいわゆる西から東に常に吹いている偏西風ということか。よく耳にする言葉ではあるがそんなに早いスピードで吹いているとは知らなかった。大型台風などでの最大瞬間風速は秒速50mといったところ。時速に直すと180㎞。それでも300㎞には程遠い。偏西風恐るべし。
本誌 松沢良治 ニュースな話&人物クローズアップ
ウィスラーと「スカイハイディナー」
【月刊HOTERES 2017年05月号】
2017年05月17日(水)