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035 サービス・イノベーション 48手  現場と本部が一体で進めるイノベーション 

035 二点価値4ポイントで商品・サービスのバリューを上げる

【月刊HOTERES 2017年03月号】
2017年03月10日(金)
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Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004 年㈱スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など

 
変化に追われるリーダーのための実践的イノベーションメソッドとして、ホテル業の事例にとどまらず、多く企業変革の現場から生まれた「チェンジング・メソッド」48 種を紹介します。
 
今回のポイント
二つのメイン価値と四つのサブポイントで
バリューを上げる、商品・サービスの議論を実践
 

 
 どの企業でも永遠のテーマで、かつ本質的な対策は商品力の向上である。業績アップの出発点は商品力アップにあり。お客さまは商品と付き合っており、商品を媒介にお客さまとの関係が生まれる瞬間の掛け算が業績になるからだ。しかし、商品力を高めるために行なう論議は論点が定まらずに、比較的分かりやすい販売力や営業力の強化に終始してはいないだろうか。
 
 商品力アップを考える際のポイントは、二つの価値のメインとサブの4 点である。「何を」高めていくことが得策なのかを決めなければ、商品力アップの方向感が定まらず、価格を下げる、または商品以外の方向で議論は走っていってしまうだろう。商品力アップのために押さえて言葉にするのは商品価値の二面性、スペック的な機能と身体に作用する感覚である。
 

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