アマンリゾーツの伝説的創業者、エイドリアン・ゼッカ氏とホスピタリティー発祥の地スイス出身のベテランホテリエが共同設立したGHM。同グループは日本含む世界各地に今後ホテル展開の構想があるという。このGHMの現在と将来展望について、GHM幹部に聞いた。
聞き手 本誌・太田進 構成 春口和彦
現ポートフォリオと
今後の開発計画
――まずはGHMについて教えてください。
クレメント・コー氏(以下「コー」) GHM。は、ラグジュアリーホテルとリゾートのコンセプト化と開発および運営で定評のある企業で、1992年にアマンリゾーツの創業者であるエイドリアン・ゼッカ非常勤会長兼取締役とハンス・イェニ取締役社長が共同設立し、現在シンガポールに本社を置いています。
96年10月にオープンしていた「ザ・レギャン バリ」(68室)と高級ヴィラ「ザ・クラブ・アット・ザ・レギャン バリ」(11棟)をベースに。2003年12月お独自ブランド「ザ・チェディ The Chedi」の第1号、「ザ・チェディ・マスカット」(158室)を中東のオマーンに開業し、チェーン化に着手しました。
04年にバリ島のウブドにヴィラ20棟の「ザ・チェディクラブ・タナガジャ」、06年には、ベトナム中部ダナンに、ヴィラ100棟の「ザ・ナムハイ・ホイアン」を開業。13年にイェに社長の故郷スイスに、客室、別荘風客室、ペントハウス計120ユニットと49室の高級アパートメント・ロフトからなる「ザ・チェディ・アンデルマット」を開業し今日に至っています。