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VOL121 小原康裕の「世界のリーディングホテル」 

VOL121 ザ・リッツカールトン モントリオール Ritz-Carlton Montreal

【月刊HOTERES 2016年06月号】
2016年06月10日(金)
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「Jr. Suite King Room」のベッドルーム。約55㎡の広さがあるコンテンポラリー感覚のスイートだ。シッティングエリアも広く、ガラスのデスクコーナーも使い勝手が良好である


コーナーにはファイアープレイスを配して、落ち着いた雰囲気を演出している


広い面積を確保したスタイリッシュなバスルーム

  RC/M はモントリオールで最古のホテルとしても有名だ。風格を感じさせるその外観は、昔ながらの看板と共に味わいある雰囲気を醸し出している。アールヌーボーのロビーは個人の邸宅といった趣で、正面の壮麗なラウンジ「PalmCourt」に目を奪われる。筆者にアサインされた部屋は「Jr.Suite King Room」で約55㎡の広さがあり、暖炉を配したコンテンポラリー感覚のスイートだ。メインダイニング「Maison Boulud」はアメリカのフランス料理界を代表する重鎮、ダニエル・ブリュ氏監修の名店で、中庭に面したエレガントなテラス席がお勧めだ。ホテル最上階ペントハウスにはスタイリッシュなプール「Rooftop Pool」を用意しており、美しい市内の景色を眺めながら楽しめる。
 
 RC/M は世界に数あるリッツカールトン の中でも特別な存在である。現在も100 年以上前に開業した当時の雰囲気を忠実にとどめている。大きくせり出した古典的なひさしとランプ、時代がかった木製のドア、高い天井に小粋なシャンデリアなど、すべてがヨーロッパの古き良き時代の香りを強く感じさせる。ここは“ 北米のパリ” と称えられるモントリオールの珠玉のホテルと言えよう。


メインダイニング「Maison Boulud」のエントランスホワイエ


「Maison Boulud」に付随したバーカウンター


メインダイニング「Maison Boulud」はアメリカのフランス料理界を代表する重鎮、ダニエル・ブリュ氏監修の名店だ

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