結婚式の披露宴で欠かせないのが華やかな演出だ。かつてはキャンドルサービスと花束贈呈が演出の定番だったが今はちがう。プロジェクションマッピングや光の水、LED を駆使したものなど、さまざまな演出が繰り広げられている。そこで今回は20 年前よりウエディングの演出一本で業界をリードしてきた㈱明来エンタープライズ 佐野章仁社長に目指してる演出や達成に向けた人材育成などについて伺った。
福永 佐野社長とは16 年くらい前に、神戸市内のゲストハウスでウエディングプランナーをしていたころからのお付きあいですが、当時とまったく変わらずエネルギッシュに次から次へと新しい演出商品を開発、ご提案されておられますね。ウエディングの演出開発から空間設計デザインまで展開さている思いや、熱い佐野社長を支えるスタッフの育成などについてお聞きできればと思います。ところで現在、スタッフの数はどのくらいになりましたか。
佐野 福永社長とお会いしたころは起業して3、4 年目ぐらいでしたね。起業時は私ともう一人の2 人で始まり、今は社員で26 人に達しました。今までにないウエディングの感動を作り上げ、式場の魅力を高めていくことを使命に掲げ、来年で会社設立20 年を迎えます。
お客さまが求めているスタイルは常に変化しています。また会場の雰囲気やその会場に来られる顧客層により会場に求めていることも異なります。スタイリッシュなのか、ナチュラルなのか、またはサプライズ的な演出を求められているのかなど。第三者的でありながら、ウエディングプランナーさんとコミュニケーションを図ることで最新情報収集し、会場の方向性を見いだしたテーマウエディングのご提案を、3 年前からスタートしました。ゲストを迎えるウエルカムのシーンから、お色直しによる再入場などウエディングには演出が欠かせないポイントがあります。そのポイントでふたりらしさやふたりのテーマを実感できること、ストーリーの有無が私どもの生命線とも言えるでしょう。
第30 回
Wプロフェッショナルズ 第30 回 ㈱明来エンタープライズ 代表取締役 佐野章仁 氏 ✕ ㈱フェイス 代表取締役 福永有利子 氏
新たな人生のスタートだからこそ、今までにない感動的なウエディング演出を提案し続ける
【月刊HOTERES 2016年05月号】
2016年05月06日(金)
㈱フェイス 代表取締役 福永有利子 氏
㈱明来エンタープライズ 代表取締役 佐野章仁 氏