ヒルトン・ワールドワイドは4月30日、同観投資集団有限公司(英語表記名:Syncept Investment Group Co., Ltd)とエンバシー・バイ・ヒルトン・ボアオ(以下、当ホテル)の運営受託契約を締結し、“エンバシー・バイ・ヒルトン”ブランドが中国へ初進出することを発表した。アジア太平洋地域全体においては、エンバシー・バイ・ヒルトンと同観投資集団有限公司との初めての運営契約となる。
同ホテルは、中国海南省博鰲鎮(ボアオ)北部の濱海大道に、客室数300室のアッパー・アップスケールの5つ星ホテルとして2019年内の開業を予定しており、MICEなどのビジネスやレジャー用途で、海南省随一の人気を誇るボアオ市を訪れる中国国内外の旅行者をターゲットに展開していく。
55㎡の客室に加え、オールデイダイニング、中華料理レストラン、ラウンジ・バーがある。また、ビジネス・センター、フィットネス・センター、屋内外のスイミングプール、駐車場等が併設される予定。
ヒルトン・ワールドワイドの中国圏地域開発部門シニア・バイスプレジデントのフランシス・リー(Francis Lee)は、次のようにコメントしている。「アジア太平洋地区全体で、国内外の旅行の急激な増加が顕著になる中、米国外の重要な市場のひとつである中国への旅行客に、“エンバシー・バイ・ヒルトン”ブランドをご紹介できることは大変光栄です。高価格帯ホテルビジネスにおける新たなビジネスチャンスを模索する際、より多くのホテル・オーナー様に、パートナーとしてエンバシー・バイ・ヒルトンを高く評価いただけるだろうと確信しています。この度の同観投資集団有限公司とのパートナーシップはエンバシー・バイ・ヒルトンに対する関心が世界的に高まっていることを示していると言えるでしょう。我々は、引き続き更なるビジネス機会を築いてまいります」。
また、エンバシー・バイ・ヒルトンのグローバル・ヘッドのジョン・ロジャーズ(John Rogers)は、「中国における中価格帯・高価格帯のホテル需要は伸びており、エンバシー・バイ・ヒルトンに、中国での大きなポテンシャルを感じています。エンバシー・バイ・ヒルトンは、高価格帯のホテルブランドとして、米州で30年以上業界を牽引してきた実績があり、ヒルトン・ワールドワイドの持つ27年の中国でのビジネス経験に加え、有力なパートナーである同観投資集団有限公司の持つ現地のノウハウが合わさることで、エンバシー・バイ・ヒルトンは中国内外からの旅行者の心をつかむと確信しています」とコメント。
2015年4月30日現在、エンバシー・バイ・ヒルトンでは全世界で222軒を超えるホテルを展開しており、さらに35軒の新たな展開準備を進めている。スミス・トラベル・リサーチ(Smith Travel Research)によると、これは米国高価格帯チェーンホテルに分類されるオールスイート・ブランドのなかで最も多い供給数となる。
エンバシー・スイーツ・ホテルズの詳細
www.embassysuites.com and news.embassysuites.com(英語のみ)
開発の問い合わせは、hiltonworldwide.com/development/contact/