㈱パレスホテル 代表取締役社長 荒牧 幹人 氏
訪日外国人数の増加は、めざましいものがあります。パレスホテルの旗艦ホテルであるパレスホテル東京では、日によって7 ~ 8 割の外国からのお客さまにご滞在いただく状況となっています。
このようなホテル業界全体への追い風に乗ることができるようなときこそ、私たちはサービスの基本に立ち戻り、「パレスホテルサービス基本指針(10 +1)」(テン・プラス・ワン)をスタッフ一人一人が徹底することを求めています。指針そのものは、挨拶、身だしなみ、姿勢、言葉づかいなどをはじめ、サービスの基本的な在り様を示したものですが、これらをしっかりと体に染み込むまで実践することが重要だと考えています。さらに、各部門でこれらの指針をベースにしたさまざまな改善の取り組みを計画・実践し、サービスクオリティーを一層高める努力を積み重ねていきます。
また、外国からのお客さまがホテルへご来館された際、何不自由なく快適にご滞在いただくためにも、全スタッフが英語を話せるよう徹底した英語教育の場を用意し、全員が外国からのお客さまとスムーズなコミュニケーションが取れることを目指し、英語教育に力を入れております。
スタッフおのおのが基本のサービス精神と英語能力を養うことで、サービスを提供する上でどんな状況に置かれたとしても、個々がその場その場で状況を判断し、お客さまに満足していただける行動に移せる人材を育成していきたいと考えます。
㈱パレスホテル
http://www.palacehotel.co.jp/