歴史を感じさせる白亜のコロニアルホテル「The Hermitage Menteng Jakarta」の正面ファサード。ジャカルタ中心部のビジネス・ディストリクトに近いメンテン地区に端正な姿で建っている
夜間は厳重な警備が敷かれる
民族衣装を着て正面玄関に立つフレンドリーなドアスタッフ
ジャカルタ中心部のビジネス・ディストリクトに近いメンテン地区に、歴史を感じさせる白亜のホテルが優雅な姿で建っている。ホテルの名は「The Hermitage MentengJakarta」。白壁とオレンジの瓦屋根を組み合わせたアールデコスタイルの建築で、オリジナルの建物は1923 年にオランダの電気通信局オフィス「Telefoongebouw」として建てられた由緒あるものだ。外観はまさにコロニアルホテルを代表するスタイルだが、館内客室はモダンなインテリアを配しエレガントにまとめられ、瀟洒なブティックホテルとしての一面も持っている。
ホテルが位置するメンテン地区はジャカルタでも高級住宅街として有名で、多くの著名人の邸宅や高級官僚たちの厳重な門構えが続いている。かのオバマ大統領も6 歳から10 歳までの幼年期をここで過ごし、地元のメンテン第一小学校に通学していた。エルミタージュの建物は1945年のインドネシア独立宣言後、国の文化教育省やBungKarno 大学として使用された。その後、建物は徹底的に改修され、ホテルとして生まれ変わり、2014 年に首都ジャカルタで初のLHW 加盟ホテルとなった。
レセプションと相対してゲスト一人一人にパーソナルな情報を提供しているコンシェルジュデスク
高い天井、磨き上げられた大理石の床が気品ある雰囲気を醸し出すレセプションホール
2 階回廊から俯瞰したレセプションホール。通常のカウンター方式とは違い、ゆったりとサービスを受けられる
「Presidential Suite」のゴージャスなベッドルーム。170㎡の広大な面積を誇る重厚なスイートで、もちろんバトラーサービスも付く
充分な広さのバスルーム。アメニティーはエルメスを使用
スイート内にある来客用の食堂兼会議室