97㎡の広さを持つ「Majapahit Suite」のベッドルーム。同じ大きさのリビングルームを隣室に持ち、スパのスイミングプールに直接出られるバルコニー付きのスイートだ
リビングルームのゆったりとしたシッティングエリアとライティングデスク
付随したバルコニーから直接に芝生のガーデンとプールに出られる
芝生に囲まれたオープンエアのスイミングプール
現在の正面エントランスは後年建てられた味気ないものだが、背後に創建当時のメイン棟が現存する。二階建ての客室建物は奥に広がり、中庭に続くクラシカルなコリドーは時代の匂いが溢れている。筆者にアサインされた部屋は97㎡の広さを持つ「Majapahit Suite」で、芝生に囲まれたプールに直接出られるバルコニー付きのスイートだ。メインダイニング「Sarkies Restaurant」は1920 年代の上海租界地をイメージした内装で、スラバヤ屈指の中国料理店として評価が高い。なお、朝食は階下のオールデイダイニング「Indigo」で提供される。スパ施設「TheMajapahit Spa by Martha Tilaar」はヘルスクラブ、ジム、芝生のアウトドアプールなどを擁した質の高いものである。
マジャパヒはサーキーズ兄弟の長男マーチンの子供、ルーカス・マーチンによって建設された。前述の4 軒のホテルの中でシンガポールのラッフルズに極めて似た造りである。アールデコ様式のインテリア、アンティーク家具など、この場所だけは昔と変わらぬ時を刻んでいる。中庭に面して長く続く回廊を歩いていると、ホテル建設に夢を掛けたサーキーズ兄弟の情熱が伝わって来るようだ。
スパ施設「The Majapahit Spa by Martha Tilaar」のラウンジ
メインダイニング「Sarkies Restaurant」は1920 年代の上海租界地をイメージした内装だ
メインダイニング「Sarkies Restaurant」は、スラバヤ屈指の中国料理店として評価が高い