2001 年創業以来、ウエディング業界に特化した企業として躍進。2015 年10 月、ワタベウェディングとの業務資本提携は業界を激震させた。昨年4 月には関西で2 店舗運営するプラネットワークもグループに迎え、専門式場からゲストハウス、海外ウエディングにいたるまで、多様なウエディングステージを作り上げた。そこで今回は注目の小岸弘和社長にご協力いただき、成長企業としてさらなる飛躍を達成させるための人材戦略をお聞きした。
福永 小岸社長とは15 年ほど前、関西の専門式場以来のお付合いになります。今まさに大活躍され多忙な日々を送られ、なかなかお会いできる時間も少なくなりましたね。スタッフの数も年々増加し、関連する企業も含めると相当数に達する中で、どのような人材育成をされているのか、専門式場や海外ウエディング、ゲストハウスなど異なる文化で育った人材をどのようにまとめておられるのかを教えていただきたいと思います。
小岸 人材育成ももちろん大切なことですが、組織の基礎作りのために最も大切なことは“採用”と考えています。企業成長の原点はまさに採用にあると。私たちの掲げる企業理念は「OPENDOORS!!」です。これは未踏の領域を切り開いて行く集団であり続けたいという想いを表現しています。この想いに共鳴し、お客さまにそして社内においても喜びを共有・提供し続けることのできる人材に出会うことを最重要視しています。学歴は問いませんが、採用にいたるまでは実に7 回の選考段階を踏んでいます。難しくするのが目的でなく人事のみならず、さまざまな部署のスタッフと接することで、受ける側も受け入れる側も多面的な視点で人物や企業を相互確認することができると思っています。7 回の選考の間に企業理念、風土、求める人材像を理解していただくことが企業成長のためには欠かせないからです。私は最終の7 次面接を行ない最終決定にいたります。
