本稿が掲載されるころはやや時期を逸しているかもしれませんが、読者の皆様、明けましておめでとうございます。 2015 年は、ブライダルビジネスの歴史において記録に残るほど「法律」に係る話題に事欠かない一年でした。それを受けて、本年一発目である今回のコラムでは、2016 年に必ずや発生してくるであろう4 つの法律トピックスをまとめてご紹介いたします。
まず、第一に、消費者契約法の改正による「消費者保護」のさらなる強化です。
ブライダルビジネスにも大いに影響のある、事業者の営業活動等に制約を加え消費者を保護する「消費者契約法」の改正案が、本年の通常国会に提出される見込みです。拙せっそく速な改正だという経済界の反対にもかかわらず、さらに「消費者保護」の方向に向けて強化される見通しとのことで、我々ブライダル事業者にとっても影響が生じるのはまちがいなさそうです。
第5回
夏目哲宏 今さら知らないとは言えない「ブライダルと法律」講座
第5 回 2016 年のブライダルビジネスで起こること
【月刊HOTERES 2016年01月号】
2016年01月22日(金)