観光施設メディアラボとは
公益社団法人国際観光施設協会の情報発信窓口であります。当協会は、「国際観光に技術で貢献する」という理念のもとに各界より参集した企業から構成されています。日本において観光に技術の観点から貢献する公益社団法人は唯一当協会だけです。会員は建築、構造、設備、インテリア、造園の各種設計事務所、スーパーゼネコンをはじめとする総合建設業、設備施工業者、内装施工業者、各種メーカー、各種コンサルタント等の日本を代表するものづくりに関連する企業です。当協会は同業者の団体でなく、同好の会でなく、ましてや政治的団体でもなく、偏に「観光に自社の持つ技術で活躍したい」という純粋な動機のもとに集まった会員によるフラットで未来的な組織であります。
観光立国から地方創生へ
さて、インバウンドは2000 万人以上を伺う勢いとまさに観光立国全盛の勢いであり、この勢いを国内観光振興につなげて地方創生を成し遂げねばならないと思います。少子高齢化で経済成長が困難となる時代に、成長余地の大きな観光を観光産業としてとらえマーケティングを行ないビジネスとして成立させねばなりません。観光にとって重要な、風景、景観、町並み、建築、家具、什器、備品はすべて装置であり観光は装置産業であるといっても過言ではないと思います。「観光は国の光を観ること」の原点に戻り「地域の光」とは何かを真剣に問い直しコンセプトを立て、それに基づいた風景から建築、家具に至るまでの装置の見直しを図って個性ある地方を創生して行くべきと考えます。
観光CSV活動で社会のお役に立つ
当協会はそうしたお役に立つべくさまざまの活動を行なっています。さまざまな能力をもつ会員の力を結集するためには、協会もよし、会員もよしの活動テーマを設定して活動をすることが有効です。まさにCSV(CreatingShared Value)であります。
1.旅館観光地分科会では全国の観光地活性化に向け「滞在して楽しい観光地づくりとは=豊かなまちをつくること」を理念とし、YouTube に映像「旅するこころ」を配信、また観光関係者及び一般の方々を対象としたセミナー「たびむすび」を開催しています。
2.ホテル分科会では木材活用による地産池消経済再生の模索、また災害列島日本での「ホテル旅館の安心安全」への提言を行ないます。
3.インテリア分科会では新しいインテリアに生かしたい伝統技術とデザインに注目し日本ブランド構築への手がかりを模索します。