東急ホテルズ&リゾーツ(株)が公益財団法人オイスカに推薦され、2024年秋に紺綬褒章を受章し、褒状(賞状)を授与されたことを発表した。
この度の受章は同社が2001年より実施してきた、宿泊者が宿泊時に使用しなかったアメニティに応じて寄付を行なう環境保全活動「グリーンコイン」制度などによるものである。(※1)2024年4月1日から2025年1月31日 までのグリーンコインの集計枚数は21,789枚、累計で2,282,536枚となった(概算)。
グリーンコインの枚数相当の基金は、オイスカを通じてアジア太平洋地域を中心に子供たちが学校の敷地や隣接地で苗木を植え育てていく活動により「自然を愛する心」を養いながら地球の緑化を進めていくプログラム「子供の森」計画(※2)、および山梨県丹波山村にて地元林業事業者や同社社員のボランティア(※3)などにより東京の水源地を守る包括的な取り組みである「東急ホテルズ・グリーンコインの森」の活動へ寄付していた。
※1 グリーンコイン制度について
オイスカを通じて寄付を行っているその他の制度について
※2 「子供の森」計画について <オイスカ公式ウェブサイト>
※3 「森づくり活動」(当社社員によるボランティア活動)について
東急ホテルズ&リゾーツ 取締役社長 村井 淳氏のコメント
この度の受章は、当社が2001年より継続している環境保全活動「グリーンコイン」制度に、延べ200万人もの お客さまにご賛同・ご協力をいただいたことが評価を受けたと考えております。
30回を超える「東急ホテルズ・グリーンコインの森」のボランティア活動には、山梨県丹波山村の皆さんのご協力のもと、多くのアソシエイツやその家族に精力的に参加してもらっています。 「子供の森計画」では、東南アジアの子供 親善大使に来日していただき、現地の活動の状況を明るく楽しく報告してもらっています。数多くのステークホルダーの皆さまとの長年の取り組みが結実し、この度の受章に至りましたこと、大変嬉しく思います。
今後も「地球にやさしいホテル」として、当社のパーパスである「ひととまちと、こころ満たされる時間(とき)を創る」活動への取り組みを深めてまいります。
オイスカ理事長 中野 悦子氏のコメント
「グリーンコイン」制度はホテルを利用するお客さまの環境への意識醸成を促し、またその結果を公益に属す活動に寄附いただくという画期的な取り組みです。その取り組みを2001年に開始され、企業の社会的責任として今も継続されていることは素晴らしいことです。
オイスカが海外で子どもたちと共に木を植え、環境の大切さを学んでもらう「子供の森」計画へのご支援、それに加えて東京の水源を守るための山梨県丹波山村における森林整備・耕作放棄地対策へのご支援、社員ボランティアを派遣しての取り組みを継続いただいていること。こういった取り組みは、始めることはできても継続することは容易ではありません。それを20年以上継続していることが認められ、この度の紺綬褒章受章に繋がったことを オイスカとしてもとても嬉しく思います。
今後、より多くの人を巻き込み、取り組みが広がっていくことを祈念して、お祝いの言葉とします。
丹波山村 村長 木下 喜人氏のコメント
このたびは、栄えある紺綬褒章の御受章、誠におめでとうございます。
村井社長さまをはじめ、皆さまの今日までの御功績と御苦労に深く敬意を表します。
また、丹波山村としても、皆さまの多大なる御助力を賜り、さまざまな活動が行なえておりますことに 改めて心から感謝申し上げます。
これからも変わらぬ御指導と御支援を賜りますようお願い申し上げますとともにますますの御健康と御活躍を心より祈念申し上げます。



東急ホテルズ&リゾーツはこれからも宿泊者との協力のもと、今後とも新たに生まれる課題と常に向き合い、継続的に環境保全活動を実施していくとした。