西日本鉄道㈱(本社:福岡市博多区博多駅前、代表取締役社長執行役員:林田浩一)は、首都圏メディア向けの事業戦略説明会を、2025年1月27日開催した。
代表取締役社長執行役員 林田浩一氏によると、2024年の通期予想では営業収益は4,451億円(23年比335億円増・8.1%増)、営業利益は260億円(同1億円増・0.5%増)、経常利益258億円(同13億円増・5.1%)、当期純利益181億円(同66億円減・26.8%減)を見込んでいるという。中間決算までの主な増減理由は、「不動産業における住宅事業でマンション販売戸数が増加。レジャー・サービス業のホテル事業は客室単価が上昇。運輸業のバス事業で運賃改定などがあり営業収益・利益が増収増益となった。ホテル事業においては、24年9月にタイ・バンコクで開業した「西鉄ホテル クルーム バンコクシーロム」から日本へ(銀座・札幌)入客動線が確立されつつあることから、海外は現在の3地域・5施設から拡大することも視野に入れている。半面、コロナ禍をへて国内営業についてはアセットライト化および新たなカテゴリ(居住性の高いスタイルなど)を検討している」ことを発表した。
天神ビックバンの中核となる複合施設「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)」が2025年4月24日開業になるほか、テナントなどのフロア詳細ほか、同施設最上階(18-19階)にオープンする「ONE FUKUOKA HOTEL」(運営:㈱Plan・Do・See、41室・35~64㎡)について紹介した。ハイクオリティなライフスタイル型ホテルで、書斎やテラス付き客室などバラエティ豊かな全41室には、ダイニングやキッチンを有した長期滞在向けのTHE FUKUOKA SUITE(64㎡・1室)も備えた。大浴場やサウナ、フィットネス、ライブラリーラウンジ、オールデイダイニングほか、ルーフトップのカフェ&バーからは福岡の街を一望できる。ホテル内には、舘鼻則孝氏による伝統工芸品を活用した現代的なアートなどを約80点展示する。
世界28カ国・地域 119都市を拠点に事業展開している、好調な国際物流事業の現状を紹介。また福岡のまちづくりで実施している、持続可能な交通ネットワークの実現に向けたAIオンデマンドバス「のるーと」の展開やバス運転士確保などの取り組み、九大箱崎キャンパス跡地の再開発を中心とした福岡でのまちづくりや自治体と連携した沿線開発を例に、同社が展開する不動産・ホテル開発 など福岡域外における事業展開、再エネ事業や中国向けライブ コマース事業など新領域事業の推進についても述べた。
【ホテル概要】
ONE FUKUOKA HOTEL
住所:福岡市中央区天神1‐11‐1 ONE FUKUOKA BLDG.18‐19階
客室:41室(35~64㎡)
付帯施設:レストラン、鉄板焼、サンセットバー、カフェ、大浴場、サウナ、フィットネス、ランドリー、ライブラリーラウンジ、中庭など
運営:㈱Plan・Do・See
開業日:2025年4月24日