ホテル業界の省人化に新たな風—ケルヒャー最新技術がもたらす未来
10月31日、新横浜にあるケルヒャー ジャパン本社で開催されたメディア説明会で、清掃機器の世界的リーダーであるケルヒャーが、ホテル業界の課題解決に向けた最新の清掃ソリューションを紹介した。
近年、ホテル業界では労働力不足や効率的な清掃・衛生管理が大きな課題となっている。ケルヒャーはこれらの問題に対し、革新的な技術を活用した製品を提案している。
まず紹介されたのは、環境にやさしい「温水除草」技術である。薬品を使わず高温の水で植物の成長を抑制するこの技術は、除草にかかる手間とコストを大幅に削減する。ホテルの庭園や外構のメンテナンスに最適で、環境負荷を軽減しつつ美観を保つことが可能である。
https://www.kaercher.com/jp/professional/high-pressure-cleaners/hot-water-high-pressure-cleaners/weed-removal.html
次に、高温スチームでの害虫駆除と除菌を実現する「スチームクリーナー」が紹介された。100℃のスチームでトコジラミなどの害虫を効果的に駆除し、洗剤を使わずに99.99%の除菌効果を発揮する。客室の衛生管理において、安全かつ効率的な清掃が期待できる。
https://www.kaercher.com/jp/newsroom/kaercher-stories/bedbugs.html#:~:text=%E9%AB%98%E6%B8%A9%E3%83%BB%E9%AB%98%E5%9C%A7%E5%8A%9B%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0,%E3%81%A7%E9%99%A4%E5%8E%BB%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99*%E3%80%82
そして、最も感銘を受けたのが、労働力不足を解消する「清掃ロボット」である。完全自律型のロボットは、広いフロアを自動で清掃し、人手による作業を大幅に減らす。操作も直感的で、スタッフの負担を軽減しながら高品質な清掃を維持できる。
https://www.kaercher.com/jp/professional/cleaning-robots.html?gad_source=1&gclid=Cj0KCQiA88a5BhDPARIsAFj595hWEGhr2xtTMqH7Uzu8uuUAuIg846ALbNvMnyyhrS8G30JswohSeh0aAhnnEALw_wcB
説明会では、これらの製品のデモンストレーションも行われ、その効果と使いやすさを実際に体感することができた。ケルヒャーの大前勝己社長は「私たちは社会課題を解決するソリューション・カンパニーとして、持続可能な未来に貢献していきたい」と語った。
ホテル業界における省人化・省力化のニーズはますます高まっている。ケルヒャーの最新技術は、その解決策として大きな可能性を秘めていると感じた。また、ホテルの顧客にとっても、世界一の清掃機器メーカーであるケルヒャーの製品が使用されていることは安心感につながるだろう。今後のホテル運営において、これらのソリューションがどのように活用されていくのか注目したい。
(ホテレス義田)