外食全体の売り上げ前年比104.3% 土・日が1日ずつ少なく売り上げの伸びは鈍化したが、対前年比はプラスを堅持
7 月は、前年より土・日が1 日ずつ少なく、昨年同様の記録的な猛暑により一部で外出を控える傾向がみられたが、首都圏では夕立に見舞われたターミナル駅の店舗での雨宿り需要や、26 日開幕のパリ五輪による持ち帰り需要がみられた。円安による訪日外国人需要も引き続き売り上げを押し上げ、継続する物価高騰に対応した値ごろ感のある商品への支持も続いている。
ファーストフード業態は、全体売上は前年比104.2%となった。「洋風」は五輪開幕後の持ち帰り需要で売上は100.9%。「和風」は、「土用の丑の日」にちなんだ鰻販売キャンペーンが奏功し、売上111.2%となった。「麺類」は、冷たいメニューが好調で、売上は109.2%。「持ち帰り米飯/ 回転寿司」は、五輪によるテイクアウト需要があったが土日が少ない影響もあり、売上は100.0%となった。「その他」は、「アイスクリーム」でゲームキャラクターとのコラボキャンペーンが好評で、売上103.0%となった。
ファミリーレストラン(FR)業態の全体売上は104.2%。「洋風」は昨年から価格改定が始まったデザートメニューが好評で、売上は103.3%となった。「和風」は、インバウンドの好調により、売上107.0%。「中華」は、各種キャンペーンやCM などの販売施策により、売上108.8%。「焼き肉」は、曜日周りの影響により、売上98.5%となった。
パブ・居酒屋業態は、「パブ・ビアホール」では全体的にはコロナ禍からの回復途上傾向が続き、「居酒屋」でも人流回復傾向が継続したことで、売上103.4%となった。
ディナーレストラン業態では、曜日周りの影響でやや伸び悩んだが、インバウンド需要は堅調で、売上102.8%となった。
喫茶業態では、季節メニューの好調や雨宿り需要により、売上108.6%となった。
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