宿泊業12件(前年比10件増)、飲食業80件(前年比9件増)
東京商工リサーチは2024 年7 月の「倒産月報」を2024 年8 月8 日に発表した。全国の企業倒産件数は953 件(前年同25.7%増)、負債総額が7812億600万円(同381.8%増)となった。
件数は、2022 年4 月から28 カ月連続で前年同月を上回ったが、7 月としては3 年連続で前年を上回り、2013 年に次ぐ高水準となった。
負債総額は、前年同月の約5 倍(4.8倍)の大幅増で、今年最大となった。7月では2012 年以来、12 年ぶりに7000億円台に乗せた。航空機開発製造のMSJ 資産管理㈱が負債6413 億(構成比82.0%)を占め、負債を押し上げた。
負債5 億円以上10 億円未満が31 件(前年同月比55.0%増)、同1億円以上5億円未満は206 件(同34.6% 増)と中堅規模も増えた。また、同1 億円以未満の倒産が構成率73.0%の696 件と、引き続き小・零細企業を中心にした推移となっている。
「人手不足」関連倒産は、求人難(前年同月10 件)と、人件費高騰(同5 件)が各13 件、従業員退職が6 件(同3 件)だった。
また、「後継者難」倒産は37 件(同37 件)発生している。
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