宿泊業4件(前年比1件減)、飲食業106件(前年比20件増)
東京商工リサーチは2024 年5 月の「倒産月報」を2024 年6 月10 日に発表した。全国の企業倒産件数は1009 件(前年同42.9%増)、負債総額が1367億6900 万円(同50.9%減)となった。件数は、2013 年7 月(1025 件)以来、10 年10 カ月ぶりに1000 件を超えた。
2022 年4 月から26 カ月連続で前年同月を上回り、増加率は2023 年8 月の54.4%増に次ぐ高水準である。負債総額は、前年同月から半減、3カ月連続で前年同月を下回った。依然として負債1 億円未満が755 件(構成比74.8%)と小・零細企業が中心だが、同1 億円以上10 億円未満も235 件(同35.8%)発生し、次第に負債規模は大型化が目立つようになっている。
「人手不足」関連倒産は、求人難12 件(前年同月7 件)、人件費高騰9 件(同3 件)、従業員退職7 件(同2 件)で合計28 件(同12 件)。「後継者難」倒産は64 件(同30 件)発生している。また、円安などによる原材料や資材などの価格高騰もあり、物価高による倒産は、コロナ禍以降で最多の87 件(前年同月59件)に急増した。
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