JR九州ホテルズ株式会社(本社・福岡県福岡市)は8月1日、運営する13施設ならびに従業員数415人を対象に身だしなみルールを緩和することを発表した。
同取り組みは「従業員が自由な発想で楽しく働ける環境づくり」「多様性を認めあう企業風土の醸成によるゲストエンゲージメント向上」「多様な人財の採用力強化」を目的に着手する。
ルールの緩和にあたり、これまで通り清潔感を保ちつつ、ゲストへ不快感を与えないことを前提とし、細かな規定は極力設けない姿勢。また、ジェンダーレスの観点から男女別のルールを撤廃し、緩和後のルールは以下となる。
●ジェンダーレスを目的に男女別ルールを撤廃
●奇抜でない限り髪型は自由 ※ただし長髪は後ろでまとめること
●髪色はヘアカラースケール12までの染髪は可 ※地毛はこの限りではない
●ジェルネイル、マニュキュアは肌に合う自然な色で、ストーンやラメも控えめであれば可
●スニーカーやフラットシューズ、ストラップ付きパンプスも可
●ピアス、ネックレス装着可 ※大きさなど一定のルールあり
同社は「当社では様々な外国籍従業員も活躍しており、個々の多様性を認め合うことで外国人であっても働きやすく、多様な人財が集まる企業風土の醸成と従業員が自分らしさを表現できることでインナーホスピタリティを高め、お客さまへのおもてなしへとつなげていきたいと考えます」と述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp