一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は7月10日、会員ホテルの2024年6月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は224軒の協力ホテルのうち130軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2024年6月の全国平均は78.4%、前年同月79.4%と1.0ポイント減の結果となった。
6月の全国平均は前年を下回る結果となり、全国的に6月は閑散期であることや、人手不足、変動費の高騰により、稼働を抑えてADRを重視する販売方法に取り組むホテルが多く見受けられると同連盟は指摘する。
関東エリア、近畿エリアでは引き続きインバウンドの集客が好調で、アジア圏の国々の比率が高かったとの報告が多く、中国からの集客が徐々に増しているという。なお、中国、四国、九州地域は回答数が少ないため低い数値となった。
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp