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全国のホテル客室単価は右肩上がりの傾向がまだまだ続く、月刊ホテレス客室稼働率調査24年5月速報

2024年06月25日(火)
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 小誌・月刊ホテレス独自調査「全国ホテル客室稼働率」の2024年5月結果がこのほどまとまった。今回、全国112ホテルの平均客室稼働率は76.4%(前年同月75.1%)、ADRは15,093円(同14,290円、5.6ポイント増)、RevPARは11,531円(同10,732円、7.4ポイント増)となった。
 
 当月はRevPARにおいて2023年12月ぶりとなる1ケタ成長にとどまった。GWの日並びの悪さで稼働が伸び悩んだケースが見受けられた中、本調査区分である14エリアのうち、ADRでは10エリアが伸長し、RevPARにおいては9エリアが伸長の結果となった。
 なお、東京フルサービス型、東京宿泊特化型、東海、近畿(京都・大阪含む)、京都、大阪、九州の7エリアにおいてRevPARで前年月比2ケタ伸長となり、大阪23.8ポイント増、東京フルサービス型20.9ポイント増、東京宿泊主体型20.4ポイント増と3エリアがRevPARで20ポイント以上の増加へといたった。
 
 各ホテルからは「GWの日並びがよくなく、昨年ほど集客できなかった」、「昨年に比べて好天の日が多く、イベントや行楽の宿泊客が増加した」、「インバウンドFITが前年比1.3倍伸びた」などのコメントが寄せられた。
 
〈用語解説〉
OCC(Occupancy Ratio):客室稼働率
●ADR(Average Daily Rate):1日1室当たりの客室平均単価
RevPAR(Revenue Per Available Room):1日1室当たりの客室売上高
RevPARは客室販売における最重要指標、RevPAROCC×ADRで算出
(例:客室稼働率50%×ADR 20,000円=RevPAR 10,000円)
 
〈調査区分〉
北海道、東北、北関東、東京フルサービス型、東京宿泊主体型、南関東、甲信越・北陸、東海、近畿(京都・大阪含む)、京都、大阪、中四国、九州、沖縄の全14エリア
 
〈算出条件〉
●今回の数値は小誌・稼働率調査において「該当月および前年同月」の「客室稼働率およびADR」の計4項目すべて回答のあるホテルのみを用いて算出。そのため、開業1年未満のホテル、前年同月に休館したホテルなどは含まれず。
 
〈備考〉
小誌「月刊ホテレス」2024年8月号では連載「全国都市別ホテル客室稼働率」にて、24年5月の速報値(計436ホテルの都市別平均値)を掲載。
 
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp

 

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