平川商事株式会社(本社・大阪府八尾市)は4月26日、鹿児島県熊毛郡屋久島町にて全43室の「samana hotel Yakushima」をオープンした。
屋久島空港から車で約30分の立地に位置し、同社が2023年6月に取得し営業開始した旧ホテル屋久島をリブランドおよびリニューアルしたもの。
客室は源泉かけ流し展望露天風呂付きの「温泉スイート」(60㎡)と「スタンダードツイン」を備え、リブランドにあたり「温泉スイート」を2室増室して計4室へ、「スタンダードツイン」はシックで機能面を追求して38室をリニューアル。
また、ソファーベッドを設えた4名利用の客室をつくりあげ、水平線を見渡すことができるオーシャンビューの部屋タイプや、世界自然遺産登録エリアのマウンテンビューの部屋タイプを有する。
ブッフェダイニング「The View Restaurant」はライブキッチンを新設。エグゼクティブシェフの武井 智春氏が監修した、地元の生産者から仕入れた四季折々の食材を用いたメニューを提供する。
加えて、チェックインからディナー後まで利用可能な「The Traveler Lounge」を新たに設け、バータイムではソムリエが厳選したワインをはじめ、屋久島限定のウィスキー、オリジナルカクテルを楽しめる。
このほか、リブランドにあたり世界自然遺産に登録された自然を後世へ引き継ぐことを目的に「samana 基金」をスタート。寄付金は登山道整備、ウミガメの産卵環境の保全、屋久島産地杉を使用したプロジェクト、島内でのイベントなど屋久島の自然保護・地域貢献に用いる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp