一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は3月8日、会員ホテルの2024年2月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は223軒の協力ホテルのうち124軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2024年2月の全国平均は80.0%、前年同月78.1%と1.9ポイント増の結果となった。
2月は全国平均では全国旅行支援の開催期間であった昨年度を上回る結果となり、全国的には受験生の宿泊需要、旧正月春節の大型連休により中国をはじめアジア各国からの中国人の宿泊需要が大いに影響したという。
また、インバウンド集客が引き続き強く、関東エリアの数値では88.5%と前年を8.5ポイント上回り、東京都は90.5%と前年よりも9.2ポイント増となった。速報値において大阪市、京都市、福岡市、雪まつりの開催があった札幌市でインバウンド需要が好調であったと述べる。なお、中国・四国・九州地域は回答数少のため、低い数値になっているとのこと。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp