せとうちDMOを構成する株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション(本社・広島県広島市)は2月20日、広島県尾道市の生口島(いくちじま)にて全20室の「ボナプール楽生苑」をグランドオープンすることを発表した。
3月1日開業となる同ホテルは、生口島での新たなランドマークとして同社が企画からコンサルティングとして事業に携わり、社会福祉法人新生福祉会(本部・広島県尾道市)が運営に携わるもの。
しまなみ海道・西瀬戸自動車道の生口島北ICより車で約10分の立地に位置し、2階建てで1階に交流スペースやレンタルキッチン、柑橘搾汁所、就労支援所、2階に客室やラウンジなどを構える。
「誰もが気軽に立ち寄れる地域に開かれた福祉」をコンセプトに、同地域が抱えるいくつかの課題を解決するための機能が組み合わさった複合型コミュニティ施設として展開。
生口島は宿泊施設が不足していたことをはじめ、日本トップクラスの国産レモンの産地であるにもかかわらず島内に柑橘搾汁所がなかったこと、島内に障がい者の就労支援施設が少なかったこともあり、客室清掃、タオルやシーツの洗濯、レモンなどの柑橘搾汁作業などで島内の就労機会を創出する。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp