平川商事株式会社(本社・大阪府八尾市)は1月11日、鹿児島県熊毛郡屋久島町にて「samana hotel Yakushima」を4月下旬にオープンすることを発表した。
同ホテルは2023年6月に同社が取得し営業を開始した全44室の「ホテル屋久島」(旧JRホテル屋久島)をリブランドおよびリニューアルするもの。なお、同社は屋久島にて「sankara hotel&spa 屋久島」の運営も手掛けている。
「samana」はサンスクリット語で「調和」を意味する。ブランド名には大自然の眺望をはじめ食材、温泉、文化など、その地の恵みをホテルの中に取り込むように設計・デザインすることで、滞在する時間もその土地との調和を感じることができるよう思いが込められている。
客室は38室の「スタンダードツイン」(30㎡)や4室の「温泉スイート」(60㎡)を備え、スタンダードツインは機能性を追求し、水平線を見渡せるオーシャンビューから世界自然遺産登録エリアのマウンテンビューなど、さまざまな屋久島の光景を楽しめる。また、リブランドにあたりソファーベッドを設えた最大4名で宿泊可能な部屋タイプを設える。
レストラン「Buffet Restaurant samana」では地元の生産者から仕入れた四季折々の食材を用いたメニューをブッフェ形式で提供し、バー「Bar samana」や大浴場「屋久島温泉」、多目的スペースなども付帯施設に備わる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp