Star Wine ListのKrister BENGTSSON氏がモデレーターを務め、Somm’s PhilosophyのChoi Reese氏(香港)、Berjaya Higher EducationのJustin Ho Li Vern氏(マレーシア)、Wine RVLTのAlvin Gho氏(シンガポール)、STAR WINE LISTのLevi Liora氏(ノルウェー)と国際色豊かなソムリエと今ソムリエが見ていることについてパネルディスカッションが行われた。
この、コロナ禍を経ての変化などが議題に挙がったが、高騰するブルゴーニュの代替について、ボジョレーやコトー・シャンプノワが選ばれるなどソムリエらしい代替品の話が活発に行われた。加えて、どの国でもマニアックな地域や品種への嗜好というものがあるため、そうした需要に答えるように探すことも共通の意見として出ていた。
またサステナビリティにも話が及び、中にはボトルの重さを自分で確かめて選ぶ消費者もいるとの例が出された。ワインそのものだけでなく、紙のメニューなのかデジタルなのかを含め、そうしたことは総合的に見て行かないといけないとしつつも、例えばマレーシアではブランドが重要なので人気のものを揃えることが重要であったりと国による差も見られた。
ワインリストについても、味はもちろんのこと、若手は、新しい経験を求めている傾向があり、品種や国で選ぶような傾向はないとの話も出ていた。こちらのディスカッションでもナチュラルワインへの言及がされており、人気の高さを伺うことができた。
担当:小川