「女性だから」というバイアスを壊し誰もが主体的にキャリアプランを描くことのできるホテルを目指して
2019年、大分・別府に誕生した「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」。それまで国内有数の温泉地への外資系フラッグシップホテルの進出は前例が少なく、開業は大きな注目を集めた。翌年からはコロナ禍に突入しつつも、柔軟な発想とチャレンジ精神でニーズをしっかりと掴み、発展の一途を辿る同ホテルは温泉リゾートホテルの新たな可能性を示したパイオニア的な存在だ。その舵をとるのが、総支配人・高良真理氏。ホテル業界では未だ少ない女性リーダーである高良氏に、その手腕や視線の先に描く世界、次世代ホテリエへのメッセージなどについて伺った。
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ
総支配人 高良 真理氏
学生時代に福岡の「ANAクラウンプラザホテル福岡(旧:博多全日空ホテル)」でアルバイトをしたことをきっかけに IHGホテルズ&リゾーツグループ(以下:IHG)に入社。その後「ANAクラウンプラザホテル大阪」や「インターコンチネンタルホテル大阪」の宿泊部長を務め、「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」の開業準備室に。開業とともに宿泊部長に着任 2020年 4月総支配人代行に就任。同年 12月、副総支配人を経て、2021年 総支配人に就任。