ヒルトン広島を起点・拠点として中国・四国地方の魅力を伝えられるホテルを目指す
2022年 9月 1日、ヒルトンは同社にとって初の中国・四国地方初進出となるヒルトン広島を開業した。瀬戸内地域を中心とした金融機関と域内外の事業会社計 46社の出資を得て設立された(株)瀬戸内ブランドコーポレーションをパートナーに迎え、中国・四国地方で最大規模のコンベンションルームを備え大規模国際会議に対応するなど、まさにこれから世界に大きく開かれようとする都市・広島にとって待望のホテルの開業と言える。本稿ではヒルトン広島の総支配人サミュエル・ピーター氏に運営の戦略や今後の展望について聞いた。
ヒルトン広島
総支配人
サミュエル・ピーター氏
ホテリエとしてのキャリアは 2006年のタイのリゾートからスタート。11年 ヒルトン・ホアヒン・リゾート&スパの F&Bマネージャーとしてヒルトンのキャリアを開始。その後ヒルトン・シンガポールでは F&Bマネージャー、運営担当副総支配人、ホテルマネージャーを経て 17年にヒルトン東京のホテルマネージャーとして日本に着任し、オペレーションを統括した。
21年 9月よりヒルトン広島の開業準備室総支配人となり、22年 9月のヒルトン広島の開業と同時に総支配人に就任、現在に至る。ヒルトン・シンガポール時代には 15年 3月に海洋管理協議会(MSC)および水産洋食管理協議会(ASC)両方の加工流通過程の管理認証(CoC)をアジアのホテルとして初めて取得したほか、ヒルトン東京ではホテルのレストランや宴会場における革新的な企画により収益の改善・向上に大きく貢献をした。また、シンガポールでは F1関連、日本でも 19年、21年に開催された大規模な国際イベントにおいてケータリングの企画から運営までを統括して成功に導くなどの実績が評価され、ヒルトンのアジア太平洋地域のベスト F&Bを2度受賞した実績も持つ。なお、キャリアの初期にはプロスノボーダーとして活躍をしていたという珍しい経歴も持ち併せている。
ヒルトン広島 https://hiroshima.hiltonjapan.co.jp/