そのような市場において、今回どのような取り組みが求められているのでしょうか。アフターコロナ市場においては、引き続き感染症拡大防止対策の徹底が求められるはずです。設備更新については、1人 1時間当たりの換気量(m3/人/時間)を引き上げるための改修の他、ランドスケープの存在価値の見直し、自然環境との共生やサステナブルな運営を追求するCO 2排出削減の徹底等のための設備更新が該当します。新たなバリューアップ投資では、今後一層シェアを拡大するであろう個人市場に向け、ブランディングに沿った質感整備や快適空間の提供、顧客滞在価値を向上させるような設えや整備の徹底が求められるものと思われます。
2022年6月10日号 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考
第492回 ポストコロナ時代における不動産賃貸借契約
【月刊HOTERES 2022年06月号】
2022年06月08日(水)