長く先の見えないコロナ禍だが、それに無策で足を止める企業と、もがき苦しみながらも道を模索しながら前進し、したたかに準備をする企業との間には大きな差を感じざるを得ない。
先日ニューヨークやロサンゼルス、マイアミ、ロンドン、モルディブなどで個性的なホテルを展開するスタンダード・ホテルズのCEOのアマール・ラルヴァーニ氏のインタビューをする機会があった。厳しいロックダウン時には休館をせざるを得ない時期もあったが、ロックダウンが解除されると早期に営業を再開し、雇用も行ない、マーケットが変わる中でさまざまな新しい取り組みを行なったそうだ。すると、多くが営業を再開できないでいる中で良い人材も集まってきたという。また、そうした姿勢の同社に投資家たちも大きな興味を持ち、評価も高まったという。
2021年10月1日号 FROM THE PUBLISHER 太田 進
FROM THE PUBLISHER 太田 進 止まらない
【月刊HOTERES 2021年10月号】
2021年09月30日(木)