開放的な雰囲気の店内内観。表通りから一本裏に入ったところにエントランスがあることで、一人だと入店を躊躇してしまう女性のお一人さまでも入りやすいと評判だ
MRKホールディングスが赤坂にイタリアンレストランの「Trattoria Matrimonio」をこの4月グランドオープンさせた。が…度重なる「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」により本格的な始動は6月の声を聞いた頃だったという。他の飲食店同様にコロナ禍による影響を受けた形だ。しかし、すでに女性の美に関するさまざまな業態を手掛けてきた同社ならではの評価を得ているという。同店は一流ホテルやイタリアンの名店で腕を振るってきた料理長が手掛けるトラディッショナルなイタリアンが楽しめるトラットリアなのだが、ディナータイムにお一人さまで来店する大人の女性客が少なくないというのだ。時節柄ということもあるかもしれないが、女性ビジネスパーソンが多い赤坂という街にとっては“求められていた店舗”が登場したといってもいいかもしれない。一人でもソムリエセレクトのワインとマリアージュが楽しめるのも嬉しい。
B級グルメのチェーン店こそ、ディナータイムにひとりで食事をする女性を見かけることも増えてきたが、レストランとなるとまだまだ敷居が高いのが現状だろう。また女性に限らず、一人では入りずらい雰囲気の店舗が多いのも現実だ。しかしライフスタイルの多様化が進む中では本格的なディナーコースを一人で楽しめることを選択肢として求めるお客さまも増えており、経済的に余裕のある大人の女性にそういったニーズが増えているのは予想にやすい。加えて、同店では一部商品のテイクアウト(※店頭販売及びWEB事前注文)も行っており、赤坂という土地柄、テレビ局など勤務時間が不規則なワーカーからも人気を得ている。
ちなみにブライダル施設の運営も行なっている同社はパーティの運営も得手としており、同ビル内に併設される「SUBIR AKASAKA TOKYO」と共にさまざまなパーティプランやメニューが用意されている。ボディメイクランジェリー「MARUKO」のみならず、オーダーメイドインソールの「オーソティクス」や「ドクターサプリ」の専用カウンセリングルームなど、“女性の美”に注力した事業展開で成長するMRKホールディングスが食の世界を手掛けると“心身共に女性に優しい店”が誕生した。同店は異業種から飲食業界に参入する企業にとって自社の個性の活かし方を見せてくれた店舗だといってもいいだろう。
「Trattoria Matrimonio」
https://trattoria-matrimonio.jp/
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp