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2021年6月11日号 グローバルSAKE マーケットの創造者たち 連載第2幕 第26回

2021年6月11日号 グローバルSAKE マーケットの創造者たち 連載第2幕 第26回

【月刊HOTERES 2021年06月号】
2021年06月09日(水)
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海の幸、山の幸、川の幸が豊富に揃った土佐だからこそ辛口の酒造りが続いてきた

島田 司牡丹酒造の歴史を教えてください。

竹村 私たちの酒蔵の創業は1603(慶長8)年で、418 年の歴史を持っています。1600 年の関ヶ原の戦いを経て、遠州掛川から山内一豊が土佐に入ってきました。そして山内家の筆頭家老である深尾重良が、酒蔵所在地佐川に一万石の殿様としてやって来て、そのお抱えの酒屋として創業したのが私の先祖だったと言われています。昔は佐川の町には何軒かの造り酒屋があったのですが、それらが1918(大正7)年に合併して株式会社になりました。そこからの歴史で言えば、約100 年ということになります。

当時は別の酒名だったのですが、私の曽祖父 竹村源十郎が全国に誇れる酒名をということで、現在の司牡丹と名付けられました。名付け親は佐川出身の宮内大臣、田中光顕伯爵です。この方は坂本龍馬、中岡慎太郎亡き後の陸援隊長で維新の志士だったのですが、佐川の偉人ということで曽祖父が依頼をしたところ、1919(大正8)年に司牡丹という名前を授けてくださいました。社名は1932(昭和7)年から司牡丹酒造(株)になります。
東洋で百の花の王様とされる牡丹を司るわけですから、司牡丹は「キング・オブ・キングス」という意味になります。

 

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