ホテルのターゲットは「Disrupter(ディスラプター)」
----W 大阪のターゲット顧客についてはどのようにお考えでしょうか?
ビジネスや観光の方、そして地元の方と幅広くお越しいただきたいと考えていますが、特に地元の方においては、私たちW ホテルでは「ハプニングが起こる」と表現しているのですが、W 大阪に来て帰りたくなくなり、そして宿泊をする、というようなホテルを目指したいですね。
ターゲットを言葉で表現をするのであれば「Disrupter(ディスラプター)」であると考えています。これは決してネガティブな表現ではなく、創造的破壊、もっと新しいものを知りたいという欲求をお持ちの方とでも言うのでしょうか。ジェンダーフリー、エイジフリーなホテルです。若い客層というイメージを持たれがちですが、有名企業の重役の方がお客さまとお越しいただけているなど、すでにそれは伝わり始めています。ロビーフロアの「LIVING ROOM」には若いお客さまもいて、一方で白髪のダンディーなお客さまもいて、若い人が「ああなりたい」と思えるのもW 大阪らしさかなと。年齢・性別関係なくそうしたお客さまをターゲットとしていきたいと考えています。
----コロナ禍が続く中ですが、開業後のビジネスの状況はいかがでしょうか?
まだ開業したばかりですので明確なことは言えませんが、手応えは感じています。特に、レストランに関しては好調に推移をしています。感染症対策を重視しているため予約席数を減らすなど押さえ気味な営業をしていますが、予想以上の反響があり、良いコメントもいただけています。また、一部のレストランでは予約が取れず、先延ばしで予約をしてくださる方もいます。実際にご来館いただいて、「こんなに入っているの」と驚かれることも少なくありませんが、そこに甘んじることなくしっかりとしたマーケティング、サービスを提供し、それを継続していきたいですね。
新型コロナウィルスの影響で先行きも不透明ではありますが、W 大阪から元気を発信していきたいと考えています。