負債総額674億9000万円 宿泊業8(前年比3件増)、飲食業37(前年比26件減)
東京商工リサーチによる2021 年2月の「倒産月報」が2021 年3 月8 日に発表。全国の企業倒産件数は446件(前年同月比31.49% 減)、負債総額が674 億9000 万円(同5.32% 減)となった。
件数は、2020 年7 月から8 カ月連続で前年同月を下回った。8 カ月連続の減少は、2015 年4-11 月以来、5年3 カ月ぶり。2 月としては1972 年以降の50 年間で、1990 年の448 件を下回り、最小を記録した。コロナ禍の支援策が、倒産の抑制に大きく働いている。
負債総額は、7 カ月連続で前年同月を下回った。2 月度としては1972年以降の50 年間で、1973 年(442億4600 万円)に次ぐ、3 番目の低水準となった。
産業別では、10 産業のうち、8 産業で減少した。飲食業(63 → 37 件)や宿泊業(5 → 8 件)を含む「サービス業ほか」は129 件(前年同月比35.5%減)で、6 カ月連続で減少した。
また、2 月度の「人手不足」関連倒産のうち、「後継者難」は21 件(前年同月31 件)。「新型コロナウイルス」関連倒産は114 件で、2020 年10 月の105 件を超え、月間最多件数を更新した。2020 年2 月から累計が1010 件と、1000件を超えた。
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