世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、日本におけるニッコー・ホテルズ・インターナショナルの最上位ブランドの2 軒目として、今夏リブランドオープンした「グランドニッコー東京ベイ 舞浜」。まさに嵐の中の船出となった同ホテルでは、どのようにしてウイルスの脅威からゲストやスタッフの安全を確保しながら営業を行なっているのだろうか。同ホテルの宿泊部部長の鎌田剛志氏と料飲部部長の相 武史氏にwith コロナにおけるホテルの衛生管理オペレーションを聞いた。
グランドニッコー東京ベイ舞浜 宿泊部部長 鎌田 剛志 氏
グランドニッコー東京ベイ舞浜 料飲部部長 相 武史 氏
◇コロナ禍におけるホテルの営業状況を教えてください。
鎌田 7 月に「グランドニッコー東京ベイ 舞浜」として新たにオープンしました 。7 ~ 8 月と厳しい状況が続きましたが、感染状況が落ち着いてきた9 月の後半には、GoToトラベルで東京除外解除の報道があり、さらに地域共通クーポン券の存在で潮目が変わりました。中でもTDR(トウキョウディズニーリゾート)の新エリアオープンが追い風となり、10 月時点でかなり回復してきました。
相 リブランドオープン当初は、朝食ブッフェができず、和食と洋食のセットメニューをチョイスしていただく形で提供したのですが、人気のブッフェの要素を継続できればと考え、例えば和食セットをお選びいただいても洋食セットのメニューから好きなだけ選べるオーダースタイルにしました。思いのほか好評でオークラニッコーグループが行なっているCS アンケートでは、7 ~ 8 月と2 カ月連続で1 位を獲得しました。今後お客さまが増えるとともに、順次通常営業にしていきたいと思います。