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沖縄振興開発金融公庫

「2014年度県内主要ホテルの稼働状況」および「新石垣空港開港後の八重山地域の主要ホテルの稼働状況」

2015年09月07日(月)
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新石垣空港開港後の9八重山地域の主要ホテル稼働状況

  1. 年次推移
 
客室稼働率(OCC(図表11)
・ホテルタイプ別の客室稼働率をみると、リゾートホテルは開港初年度には79.3%(2012年度開港前年度比12.3%P増)の高稼働率となり、開港翌年度には△1.5%P減少したものの77.8%(10.8%P増)と連続して8割近い高稼働率を維持している。宿泊特化型ホテルは年々客室稼働率は上昇し、開港初年度は72.8%(12.5%P増)、開港翌年度は77.7%(17.4%P増)となった。両タイプ共に8割近い高稼働率となった。
 
客室単価(ADR(図表11)
・客室単価については、リゾートホテルは開港初年度1万5545円(9.9%増)、開港翌年度1万8447円(30.4%増)、宿泊特化型ホテルは開港初年度6001円(11.5%増)、開港翌年度6844円(27.1%増)と、両タイプ共に大幅に上昇した。。
 
RevPAR(販売可能な一室当たり平均室料)(=客室稼働率×客室単価)(図表11)
RevPARについては、客室稼働率および客室単価双方の大幅な上昇により、リゾートホテルは開港初年度1万2327円(29.9%増)、開港翌年度1万4345円(51.2%増)、宿泊特化型ホテルは開港初年度4371円(34.6%増)、開港翌年度5320円(63.8%増)と両タイプともに著増した。

RevPARの増減要因(図表12)
・リゾートホテルでは開港後から開港初年度11月までは客室稼働率の上昇、12月以降は客室単価の上昇がRevPAR上昇の主因である。客室稼働率は開港から丸一年経った2014 年3月以降、減少要因となる月も出てきた。開港初年度は好調な入域観光客数を背景に高稼働となったものの、積極的には客室単価上昇の戦略をとらず、開港翌年度に経営戦略を客室稼働率から客室単価へとシフトした。
・宿泊特化型ホテルでは、開港初年度から客室稼働率、客室単価共に前年度を上回り、RevPARは上昇している。リゾートホテルに比べ、オンライン旅行会社および直接販売の利用割合が高く、集客状況に合わせて柔軟に価格設定ができることが奏功し、早い時期から客室単価への引き上げに取り組めた。

1ホテル当たりの平均売上高(図表13
・開港翌年度(2014年度)のリゾートホテルの平均売上高は1484百万円(開港前年度2012年度比38.6%増)、宿泊特化型ホテルの同平均売上高は212百万円(開港前年度2012年度比59.4%増)と、いずれも開港前年度を大きく上回った。
 
 
 
沖縄振興開発金融公庫
http://www.okinawakouko.go.jp/

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