世界で最も美しい湾「九十九島」
長崎観光の有名スポットとしては第一はハウステンボスがあり、年間250 万人の観光客を集めている。最近では「潜伏キリシタン関連遺産」が2018 年にユネスコの世界遺産に認定され、国内外から観光客が集まり、最近2 年は大いに盛り上がった。また、世界的に地球環境が問題視される中、当県の「九十九島」の存在が注目される。「九十九島」は当県佐世保市、平戸市にかけての北松浦半島に連なるリアス式海岸の群島であり、西海国立公園に指定されている。島の総数は208 島あるとされ、ほとんどは無人島と岩礁で、人が住む有人島は黒島、高島などの4島のみである。日本百景にも選ばれている。この中で、佐世保市の鹿子前町に1994 年「九十九島パールシーリゾート」がオーブン。水族館「海きらら」、遊覧船マリーナなどが整備されている。そして2018 年4月、NGO「世界で最も美しい湾クラブ」(本部フランス)によって、日本では松島などに次いで5 番目の美しい湾として認定された。
県民分配所得全国30 位
長崎県の面積は4131.0km2で全国37 位と、徳島県より小さく、滋賀県より大きい。人口は135.1 万人で全国30 位。青森県より多く、奈良県より少ない。年齢構成を見ると、14 歳以下の幼年人口は12.6%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は55.3%、65 歳以上の老年人口は32.1%で、全国と比較すると老年人口比率が高くなっている。県民分配所得は3.5 兆円で全国30位。一人当たり所得は257.1 万円であり、全国で奈良県に次いで41 位となっている。産業別構成比を見ると、第1 次産業は3.1%、第2 次産業は24.4%、第3 次産業は72.5%で、全国平均と比べると第1 次産業比率が高い。工業出荷額は1.8兆円で全国40 位、人口当たりは131.0 万円で全国42 位となっている。
ホテル軒数の伸び率は全国平均を上回る
飲食店数は14 年で6507 店。内訳を見ると、食堂・レストランが692 店で10.6%、専門料理店が1490 店で22.9%を占める。その中で多いのは中華料理店の479 店で7.4%を占める。次いでその他の専門料理店が424 店の6.5%と続いている。そのほか、すし店が302 店(4.6%)、そば・うどん店が162 店(2.5%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは1835店(28.2%)、酒場・ビアホールは1314 店(20.2%)と多く、両者で48.4%を占める。以上のほか喫茶店は419 店(6.4%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は277 店(4.3%)である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は732 店である。ホテル軒数は17 年で84 軒、客室数は8120 室で、2000 年からの伸び率を見ると、ホテル軒数は全国の26.5%に対して当県は40.0%と好調だが、客室数は全国の45.9%に対して当県は33.8%の伸びで、全国平均を下回っている。
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