2020 年9 月1 日、東京ベイエリアとして今後さらなる発展が期待される潮見にオープンした。デザインコンセプトは「水辺の宿場町」。JR 東京駅から京葉線で3 駅約7 分の潮見駅から徒歩約1 分という好立地。また、東京駅と舞浜駅の中間に位置することもあり、ビジネスとリゾート両面の集客を見込む。客室は29.7 ~ 42.9m2とゆったりとした造りで、全605 室のうち、1室を除いては3 ~ 4 名に対応、2 階には宿泊者専用の大浴場を設けている。周辺には大手企業のオフィスも多く、またベッドタウンでもあることから、レストラン・宿泊とも近隣企業、住民の利用も視野に入れている。開業と同時に、「プラス 1 室を進呈する」With コロナ時代のユニークなプランを販売し、話題になっている
DATA
東京ベイ潮見プリンスホテル
https://www.princehotels.co.jp/shiomi/
所在地=東京都江東区潮見2 - 8 - 16 /電話= 03(6660)3222(代表)/規模=地上11 階/敷地面積=約1 万400m2/延べ床面積=約3 万3400m2/客室数= 605 室(最大収容人数2324 名)/客室タイプ=ツインルーム(約30m2~・ 500 室・定員4 名)、ファミリールーム(約30m2・10 室・定員4 名)、キングルーム(約30m2~・94 室・定員3 名)、ユニバーサルルーム(約37.6m2・ 1 室 ・定員2 名)/付帯施設=レストラン(420 席、個室・会議室として210 席まで貸し切り可能)/大浴場、フィットネスルーム、キッズルーム、団体専用スペース(ロビー、荷物預かり)、コインランドリー、コンビニエンスストア/駐車場=普通車 94 台/事業主=(有)潮見ランドパーク/設計=(株)久米設計/施工=(株)フジタ/運営=(株)プリンスホテル/運営形態=運営受託(MC)
(株)久米設計 インテリア設計部 見城 昇氏
かつて江戸に存在した四宿と呼ばれる賑わいの宿場町。令和の時代にさらなる発展を遂げる潮見の地に新たに「水辺の宿場町」を作る事をコンセプトとしました。都会の喧騒を水で隔てた穏やかな水辺の街、EDO に現れた新たな五つ目の宿場町をイメージし、さまざまな人々が集まる場となることを期待しています。造船や鉄鋼の歴史と、発展してきた東京の今昔を、インダストリアル感ある素材や質感を各所に配したアートと融合させ独自の世界観で表現しています。フロントロビーでは船の動輪をモチーフにした装飾や、日本の故事をテーマにした壁画アートがゲストを華やかに出迎えます。港街の市場をテーマとしたレストランや、日本の伝統・文化をアートウォールで表現した客室など、今までにない新たな感性を刺激する空間をつくりあげました。