オンライン花火大会
コロナ感染症の拡大により、三密を避けるため、今年の花火大会は軒並み中止となった。高知県でも「高知市納涼花火大会」をはじめ、いくつもの例年盛大に行なわれる花火大会も、加えて「よさこい踊り」も中止を余儀なくされた。その中で、高知市内でスタイリストとして美容院に勤務するO(オー)氏が、高知の人を元気にするために150 発の花火を上げるイベントを企画した。しかしコロナ禍が続く中、従来型の花火大会は開けない。インターネットを使った新しい形式の花火大会を計画して盛り上げようと考えた。10 年来よさこい踊りを踊ってきた女性Mさんの協力を得た。そして肝心の花火打ち上げは市の高村火薬店が引き受けてくれた。そしてもう一つの要、お金は、最近台頭してきたネットによる募金システム「クラウドファンディング」の協力を得て募金を募ったところ180 万円が集まり、心配はなくなった。かくしてコロナ禍の中、オンライン中継という極めて現代的な仕掛けで、高知人を元気にするオリジナル企画が9 月30 日実施となった。
一人当たり県民分配所得は全国第37 位
高知県の面積は7103.6km2で全国18 位と、岡山県より小さく、島根県より大きい。人口は70.9 万人で全国45 位。島根県より多く、徳島県より少ない。年齢構成を見ると、14 歳以下の幼年人口は11.1%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は54.0%、65 歳以上の老年人口は34.8%で、全国と比較すると高齢化が進んでいる。県民分配所得は1.9 兆円で全国45 位。一人当たり所得は256.7 万円であり、全国で大分県に次いで37 位となっている。産業別構成比を見ると、第1 次産業は3.9%、第2 次産業は16.9%、第3 次産業は79.1%で、全国平均と比べると第3次産業比率が高い。工業出荷額は0.6 兆円で全国46位、人口当たりは82.9 万円で全国45 位となっている。
ホテルは軒数・客室数とも伸び率は停滞
飲食店数は14 年で4646 店。内訳を見ると、食堂・レストランが430 店で9.3%、専門料理店が727 店で15.6%を占める。その中で多いのは、中華料理店の245 店で5.3%を占める。次いでその他の専門料理店が191 店の4.1%と続いている。そのほか、すし店が66 店(1.4%)、そば・うどん店が140 店(3.0%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは840 店(18.1%)、酒場・ビアホールは1020 店(22.0%)と多く、両者で40.1%を占める。以上のほか喫茶店は1154 店(24.8%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は258 店(5.6%)である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は537 店である。ホテル数は17 年で88 軒、客室数は6222 室で、2000 年からの伸び率を見ると、ホテル数は全国の26.5%に対して当県は4.8%、客室数は全国の45.9%に対して当県は20.6%の伸びで、ともに平均を下回っている。
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