オリンピックに関して立て続けに2件報道される
毎日のニュースチェックの中で、下記のニュースを見つけました。
『五輪・パラも参考になるか 全米テニスのコロナ対策』
ちょうどIOCバッハ会長のニュースもあり、この記事の納得感はかなり高くなりました。
『大会を安全に編成できる” バッハ会長 東京五輪開催に自信 | NHKニュース』
オリンピックが現在行われている全米テニスのようなスポーツ大会と同様の感染予防策を取る場合、宿泊需要に与える影響は小さくないようです。何が起こるのか予測するためにも把握しておいた方が良さそうです。
テニス全部オープンでの感染予防策
ワクチン開発の目処がまだ立たない中で開催されたテニス全米オープンで取られた感染予防策は、記事によれば下記の通りです。
ⅰ. 選手や大会関係者を隔離した環境(バブル)で開催
ⅱ. バブルに滞在するには複数回のPCR検査が必要
ⅲ. 無観客
『USTAがUSオープンのコロナ対策を発表、中止のガイドライン定めず [テニス](テニスマガジンONLINE) - Yahoo!ニュース』
一方でテニス全米オープンは無観客での開催となりましたが、日本ではスポーツなどイベントの観戦は制限緩和の方向にあります。
『イベント制限を緩和 政府、収容人数や歓声など考慮 - 観光経済新聞』
宿泊業から見れば、最も大きな違いは観客の有無でしょう。テニス全米オープンは無観客でしたが、日本では屋外競技のスポーツ観戦は収容人数の50%となっています。
宿泊需要への影響は
これらのことから考えるとホテル業には以下の影響が生じそうです。
1. 一般観客の需要は減(屋内競技と屋外競技で対応が異なる可能性大)
2. 大会関係者の宿泊需要が増
3. 宿泊に際して隔離など宿泊以外の営業に与える影響が大
いずれにせよオリンピック時の宿泊需要がどうなるかはまだまだ予想ができません。
考えられるシナリオは少なくとも以下の3つでしょう。
a. ワクチンの開発が順調に進む または 感染が終息し当初予定通りの形でオリンピックが開催される
b. 上記の状況にはなっていないが、テニス全米オープンなどと同様の感染予防策のもとで形を変えてオリンピックが開催される
c. 感染拡大が継続しておりかつ各国からの参加は困難などの理由から、再度の延期または中止となる
願わくば a. のシナリオで開催されることを望みますが、どのような状況になっても対応できるようにしておく方が良いのではないでしょうか。
今後もオリンピック関係の動向にも注意を払っていきたいと思います。