訪日99.9%減の3800人 出国98.8%減の2万300人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数―出国日本人数の2020年7月の推計値がまとまった。訪日外客数は前年同月比99.9%減の3800人となり、10カ月連続で前年同月を下回った。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大により、日本において検疫強化、査証の無効化等の措置が引き続き取られていること、また、多くの国においても海外渡航制限等の措置が取られていること等が、4カ月連続で、22市場すべてで訪日外客数がほぼゼロに近い数字となる要因となった。
市場別では、中国は前年同月比99.9%減の800人であった。日本政府による上陸拒否、検疫強化、査証の効力停止等の対象となっている。また、1月27日以降、中国政府の通達により団体ツアーおよび航空券とホテルのパッケージ商品の販売が禁止され、4月21日以降、中国政府外交部より海外旅行自粛の指示が出されていることから、観光客の渡航は実質的に不可能な状況が続いている。日本への直行便は、8月も引き続き大幅な運休・減便となっている。
米国は、前年同月比99.7%減の400人であった。 新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本政府による上陸拒否、検疫強化の対象となっている。また、3月19日以降、米国において、外国への渡航中止勧告が発令されている。日本への直行便は、8月も引き続き大幅な運休・減便となっている。 また、出国日本人数においては2万300人(98.8%減)だった。
日本政府観光局(JNTO)
http://www.jnto.go.jp/jpn