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2020年8月21日号 全国縦断マーケット調査 徳島県

全国縦断マーケット調査 徳島県

【月刊HOTERES 2020年08月号】
2020年08月19日(水)
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八十八ヶ所巡りとインバウンド
年初から世界を襲ったコロナウイルスは経済的にも文化的にも非常な破壊力を発揮しつつある。徳島県も例外ではなく、百年以上続いてきた阿波踊りも本年全面中止となった。当県にとっては大変な痛手である。しかし、コロナの嵐を乗り越えて、未来の徳島・四国を活性化させるためには何に期待したらいいのか。地元経済界では、当面観光産業に期待したいと考えている。そのため、四国八十八ヶ所霊場と遍路道の世界遺産登録を推し進めようとの動きがある。実は、八十八ヶ所巡りのお遍路さんは、国内観光としてはこのところ減少傾向をたどっている。ところが、当県遍路の総人数は2500 人程度で横ばい状態が続くが、その中で外国人比率は年々上昇傾向が続いている。世界的に見るとスペイン・サンチアゴ巡礼路でも外国人による巡礼が年々増加しているし、国内では熊野古道が世界遺産登録以後外国人旅行者が急増しており、四国遍路も今後外国人旅行者の増加が期待されるとの意向も強まっている。

一人当たり工業出荷額は全国第24 位
徳島県の面積は4146.8km2で全国36 位と、石川県より小さく、長崎県より大きい。人口は75.1 万人で全国44 位。高知県より多く、福井県より少ない。年齢構成をみると、14 歳以下の幼年人口は2.0%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は33.0%、65歳以上の老年人口は65.0%で、全国と比較すると、少子高齢化が著しい。県民分配所得は2.2 兆円で全国43 位。一人当たり所得は292.1 万円であり、全国で香川県に次いで21 位となっている。産業別構成比を見ると、第1 次産業は11.5%、第2 次産業は56.3%、第3次産業は32.2%で、全国平均と比べると第2 次産業比率が高い。工業出荷額は1.8 兆円で全国41 位、人口当たりは236.9 万円で全国24 位となっている。

ホテル数は平均を上回る
飲食店数は14 年で3840 店。内訳を見ると、食堂・レストランが338 店で8.8%、専門料理店が939 店で24.5%を占める。その中で多いのは中華料理店の323 店で8.4%を占める。次いで日本料理店が291 店の7.6%と続いている。そのほか、すし店が122 店(3.2%)、そば・うどん店が260 店(6.8%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは691店(18.0%)、酒場・ビアホールは623 店(16.2%)と多く、両者で34.2%を占める。以上のほか喫茶店は569 店(14.8%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は291 店(7.6%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は501 店である。ホテル数は17 年で45 軒、客室数は3195 室で、2000 年からの伸び率を見ると、ホテル数は全国の26.5%に対して当県は40.6%の伸びで平均を上回っている。客室数は全国の45.9%に対して当県は27.9%と平均を下回っている。

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