1935（昭和10）年　新大阪ホテル開業披露宴には政財界をはじめとした約1,400 人が招待された

「令和」という新時代の本格的な始まりが待望される中、リーガロイヤルホテル（大阪）は一つの節目を迎えた。

　1935（昭和10）年1 月16 日、「大阪に賓客を迎えられる近代的ホテルを」という大阪政財界の切望によって、前身となる新大阪ホテルが誕生。2020（令和2）年1 月16 日は、創業から85 年を数えることとなる。（株）ロイヤルホテルでは、創業85 周年を新時代に向けた大きな転換点とすべく、リブランドに向けたさまざまな取り組みを見せている。そして、その流れの中には温故知新、「故（ふる）きを温（たず）ねて新しきを知る」の精神が伺える。

　先人から継承されてきたおもてなしの精神や伝統の数々、また館内に点在する「たからもの」たちが、これまでどのような歴史をつむぎ、これからの時代をどのように創造していくのか。（株）ロイヤルホテル 蔭山秀一社長のインタビューを筆頭に、リーガロイヤルホテルの誕生と未来の姿をひも解いていく。


CONTENTS
Top Interview
8 （株）ロイヤルホテル 代表取締役社長 蔭山 秀一 氏
12 リーガロイヤルホテル 総支配人 荻田 勝紀 氏

History
15 「大阪の迎賓館」 リーガロイヤルホテルの歩み
18 日本の伝統美と芸術・文化 至極の空間と「たからもの」の数々
22 継承される「食の伝統」
24 周年を彩るプロジェクトの存在
26 リーガグラン京都 ／ 2020 年7 月15 日開業予定

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