Rendering of Galaxy International Convention Center
2019年10月、マカオ有数の統合型リゾート・ギャラクシー・エンターテインメント・グループの第3期開発について発表が行なわれた。21年、ギャラクシー・マカオに新たに最先端のデジタル技術を採用したMICE施設や大規模コンサートにも対応するアリーナを備える施設が加わることになる。開発を担当する新規リゾート運営・開発担当ディレクターのスコット・クリーガー氏にインタビューした。
ギャラクシー・エンターテインメント・グループ
スコット・クリーガー(新規リゾート運営・開発担当ディレクター)
---ギャラクシー・マカオの特徴と第3フェーズの開発目的と開発状況についてお聞かせください
ギャラクシー・マカオは世界最大級の統合型リゾートで、現在までに第1フェーズを2011年に、第2フェーズを15年にオープンし、宿泊施設はホテルオークラ、バンヤンツリー、JWマリオット、ザ・リッツ・カールトンなど合計4,500客室を備えています。
マカオ特別行政自治区は、レジャートラベルの世界の中心となる、という政府目標を掲げており、第3フェーズでは、顧客層をもっと拡大していく方針に、当社もその方針に則った開発を行なっております。21年上半期に、計4万平方メートルのギャラクシー・インターナショナル・コンベンション・センター(GICC)と、大規模なコンサートやスポーツイベントなどに対応可能な16,000席のギャラクシー・アリーナの完成を予定しており、世界レベルのMICE会場を建設していくには非常に適した時期であると考えております。GICCは、最大7,000人を収容できる1万平方メートルの柱のないスペースがあり、上階に31室のカンファレンスセンターと最新の音響や通信設備を備えた世界最高レベルの大会議場を備えています。また上階には、2フロアに700室を超えるラグジュアリーホテルを作り、会議場と宿泊が一体となった施設となることが、私たちの強みだと考えています。
建設にあたっては、スポーツやエンターテインメントのアンシュッツ・エンターテイメント・グループや、KPMG、サムテック(シンガポール)など多くの世界的に有名な企業をパートナーとして協業しています。