大型クルーズ船クアンタム号入港
新潟港は本年開港 150年を迎え、県はクルーズ船の誘致に力を入れている。新潟県には、新潟東港、西港と佐渡に両津など3港あり、日本海に面する港としては金沢・秋田に次ぐ中規模の港湾となっている。しかし、これまではクルーズ船はさほど多くはなかったが、対岸の中国からの観光客が船を使う客も増加しており、この 4~5年徐々に増加してきた。14年にクルーズ船の受け入れが始まり、16年は 15回、17年 18回、18年 22回と順調に伸びている。県では、後れを取り戻すべく新潟東港を改修し、着岸規模を14万から17万トンに増強した。この成果もあって、19年4月には「クアンタム・オブ・ザ・シーズ」16万8千トン、定員 4180人が初めて寄港した。このほかにも11万トン球の外国籍クルーズ船が寄港する予定もあり、2019年中に25回の寄港を計画し、さらに増強していく構えである。
工業出荷額全国 23位
新潟県の面積は 12584.2.で全国 5位と、長野県より小さく、秋田県より大きい。人口は 226.6万人で全国 15位。長野県より大きく、宮城県より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 11.8%、15~64歳の生産年齢人口は 57.1%、65歳以上の老年人口は 31.1%で、全国と比較すると、老年人口比率が高くなっている。県民分配所得は 6.2兆円で全国16位。一人当たり所得は 269.7万円であり、全国で岡山県に次いで 31位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 1.8%、第 2次産業は 26.2%、第 3次産業は 70.9%で、全国平均と比べると第 2次産業比率が高い。工業出荷額は4.7兆円で全国 23位、人口当たりは 205.3万円で全国 27位となっている。
ホテルは軒数・客室数ともやや低迷
飲食店数は 14年で 1万 1003店。内訳をみると、食堂・レストランが 1298店で 11.8%、専門料理店が 3209店で 29.2%を占める。その中で多いのは中華料理店の 1226店で 11.1%を占める。次いで日本料理店が 993店の 9.0%と続いている。そのほか、すし店が 517店(4.7%)、そば・うどん店が 346店(3.1%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは2390店(21.7%)、酒場・ビアホールは 2273店(20.7%)と多く、両者で 42.4%を占める。以上のほか喫茶店は 657店(6.0%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 264店(2.4%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 1095店である。ホテル数は 16年で 292軒、客室数は 2万 281室で、2000年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の 22.9%に対して当県は 9.4%、客室数は全国の 39.8%に対して当県は 31.4%の伸びで、ともに平均を下回っている。
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